第63回全国国保地域医療学会の開催にあたって

公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会 会長

小野 剛

(秋田県:市立大森病院長)

第63回全国国保地域医療学会を、2023年10月6日(金)・7日(土)の2日間、福井県福井市「アオッサ」及び「ハピリンホール」を会場に開催いたします。学会メインテーマは『コロナ超え、今こそ羽ばたく地域包括ケア~幸福の地に翔る不死鳥の如く~』です。

開催を主催する公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会(国診協)は離島・へき地・中山間地域など医療環境が厳しい地域に設置された国民健康保険診療施設(国保直診)を会員として組織しています。国保直診は国民健康保険の理念に則り、医療だけでなく予防から治療までが一体となったサービスの提供に努め、「地域包括医療・ケア」の拠点として地域住民の健康の増進と福祉の発展のため活動を行っています。

本学会は昭和37年に第1回国保医学会学術集会として開催されて以来、名称を変更しながら60年以上に渡り毎年開催されてきました。予防や健康づくりから医療、介護、福祉、地域づくりまで幅広い分野をテーマに、関連する多くの職種の方々が日頃の研究や取り組みを発表するとともに活発な意見交換を行い、より質の高い地域包括ケアシステム構築を目指した学会です。また、国保直診施設で従事する多職種はもとより、保険者である市町村長の皆さまや行政の関連部門、地域で活躍する介護福祉分野、学識者の皆さまなど多様な立場の参加者が一堂に会する学術集会であります。

今回の福井学会では、全国の開設者が一堂に会しての「国保直診開設者サミット」、他分野の専門家から学ぶ「特別講演」、地域包括医療・ケアの実践者による「シンポジウム」、全国各分野からの識者による「教育セミナー」、全国の多職種の仲間による「研究発表」、国診協各委員会・部会が企画する「専門分科会」など多くの興味深いプログラムを用意しております。

新型コロナウイルス感染症の感染法上の見直しがされた後の開催となるかと思われますが、十分な感染防止対策を実施しながらの開催に務めますので、全国各地で地域包括ケアシステム構築のため日夜ご活躍の多くの皆様方のご参加をお待ちしております。

最後になりますが、中村伸一学会長をはじめ福井県国民健康保険団体連合会、福井県国民健康保険診療施設研究協議会、東海北陸地方国民健康保険診療施設協議会、国民健康保険団体連合会東海北陸地方協議会並びに国保直診関係者の皆様の熱意とご努力に対して敬意と感謝の意を表し第63回全国国保地域医療学会が実り多い学会となりますことを祈念してご挨拶とさせて頂きます。