第63回全国国保地域医療学会の開催にあたって

福井県国民健康保険団体連合会 理事長

南 英治

このたび、全国国保地域医療学会を福井県で開催するにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。

国民健康保険は国民皆保険の基幹制度であります。

公的医療保険として保険給付を行うことはもとより、国保直営診療施設の設置によりいつでも・どこでも・誰でも・同じように医療を受けることができる環境を実現してきました。そして少子高齢化の今日ではさらに地域包括ケアシステムのかなめとして、国保直診と住民の保健にたずさわる皆様の役割は一層重要になってきております。

国民の健康を保持・増進し、我が国の世界有数の保健水準の維持に貢献し続けることが期待されております。

今般のコロナ禍では、皆様のご尽力により、その被害を世界でも比較的小さく抑えることができたのではないかと思います。ようやく本年5月には感染症法5類の取扱いに引き下げられますが、当初はこの流行がこれほど長期間続くことは予想されていなかったのではないでしょうか。
そこで今回は、

コロナ超え、今こそ羽ばたく地域包括ケア

~幸福の地に翔ける不死鳥の如く~
というテーマで、日頃の取組みや研究成果を発表し議論いただき、今後それぞれの立場でのポストコロナ時代における地域包括ケアシステムの構築の一助となることを期待し、開催いたします。

さて、福井県では来春、北陸新幹線が敦賀まで延伸され、東京から北回りで直結されます。街では再開発が進み、来県いただく方々へのおもてなしの準備を進めているところです。

2億3千万年前に出現し地球を闊歩した恐竜を主題とした福井県恐竜博物館は、この7月にバージョンアップして再オープンします。

地質学的年代決定の世界標準とされた水月湖では、年縞(ねんこう)博物館において7万年にわたる地層を歴史上の出来事とともに見ることができます。

世界で3か所だけといわれる大規模な柱状節理(ちゅうじょうせつり)の見事な自然の造形の東尋坊は火曜サスペンスでもおなじみですし、スティーブジョブズも憧れたといわれる大本山永平寺は今日でも厳しい修行道場であり続け、厳かな雰囲気を味わうことができます。

石墨(いしずみ)慶一郎博士がコシヒカリを生みだした本県は、米どころです。越前ガニの解禁は11月で少し早いのですが、うまいサカナや酒、越前おろしそばやソースかつ丼なども楽しんでいただけると思います。

結びに、本学会の開催にあたり多大なるお力添えをいただいております関係者の皆様に深く感謝を申し上げますとともに、実り多き有意義な学会となりますことを祈念いたしましてあいさつとさせていただきます。